2012年08月04日

DPPA(カーチス・デジカメ法)による極軸合わせ -2-

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星雲(M16・M17):Canon EOS Kiss X4 TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1
Astronomik EOS Clip-Filter CLS使用
2012:05:19 02:26:19 SS:119sec f:3.5 ISO:3200 Higlasi-1Aにて追尾

DPPAモードによる極軸合わせについて前回は真北導入スケールの作成まで記事にしました。そのスケールを実際に使っている様子はこんな感じです。

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真北スケール使用イメージ(Kiss X4 + 180mmレンズ使用時)

かなりローテクです。「Astronomik EOS Clip-Filter CLS」が使いたくてキヤノンのボディを購入する時、中古相場が落ち着いてきたKissX2が第一候補だったのですが、「Magic Lantern」というファームの書き換え可能なソフトで液晶に任意のグリッド等が表示出来るという記事を読んでX4にしたのでした。これをDPPAモード時の真北導入に使えないかと考えていたのですが、実際にDPPAモードで極軸合わせをやってみると意外にこんなローテクの方がシンプルで使い易いのではという結論に到りました。ちなみにD5000で24-85mmの望遠端で極軸合わせをした場合はこんな感じです。

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真北スケール使用イメージ(D5000 + 24-85mmレンズ(望遠端85mm)使用時)

35mm換算約127mmでも液晶の小ささもあってこんな感じです。(写真は30°でのDPPA画像に44°のスケールを当ててます)
180mmレンズを使う時のような導入精度は要らないのでこんなあっさりしたスケールでも十分使えてます。この前の遠征では風で一枚飛んでいってキズキズになってしまったので、空いたフィルターケースに複数枚持ち歩いています。
次にDPPAモード30°と44°時の比較画像を作ってみました。

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DPPAモード動作角比較 (Kiss X4 + 180mmレンズ使用時)

円弧の回転方向としては左から右へ。丸で囲んだ部分が回転が停まった位置です。換算288mmでのDPPAモードとなると、雲台の固定ノブ等きっちり締めたつもりでもどこかで力が逃げているようで綺麗な円弧を描いた事はあまりありません。(この画像でも回り始めで若干ブレてます)
DPPA角を44°にして軌跡が長くなる事で理想的な円弧とのズレが分かり易くなりますから、より精度の高い極軸合わせが出来るのではないかと考えています。

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Higlasi-1AのPモーションエラー測定データ

最後に、仕様変更をお願いした時に開発者さんの方でPモーションエラーの再測定をして頂き、メールでデータを送って貰いましたので上げてみます。そのデータが上の画像です。ぱっと眺めてみると納品時よりも今回の仕様変更時の方がより精度が高まっているように見えます。自分はエージングが進んだ結果と思っているのですがどうでしょう!?
実際の撮影では5分露出を10枚とかで、せいぜい連続で回しても1時間(15°)ですから、美味しい所で撮っている事になるのでしょう。

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余談
Flickrの方に長辺1500pixelの画像をアップしているのですが、そこでHiglasi-1Aを使った星景写真を見た方がHiglasi-1Aを購入されたとのメールをご本人さんから頂きました。山登りに携帯して使われるとの事ですが、自分のような天体写真を再開してまだ間も無い人間の写真を見て購入を検討して頂いてとても嬉しく思いました。


posted by HiroHero at 18:17| 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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